[2018年3月25日]
新燃岳で火砕流が発生したとの記事(読売)
我々が思い出すのは1991年の雲仙普賢岳の火砕流です。
あの時は43名の方々が亡くなりました。
今回は人的な被害が出るようなものではなかったものの,もっと大規模な火砕流が発生すると,多くの犠牲が発生します。
特に,たとえば9万年前に阿蘇から出た火砕流は遠く山口県まで達しています。
また,最も最近の巨大噴火は7300年前の九州南部海域にある鬼界カルデラの噴火です。
大阪付近でも20cmの火山灰が積もったのです。
九州に住んでいた縄文人が絶滅したとのこと。
そんなことがいつ起こってもおかしくないのが日本列島です。
今日一日が無事であることがラッキーなことだと思いませんか?
私事ですが,昨日,高校のテニス部の後輩の通夜に行ってきました。
最近も一緒にテニスをして元気でしたが,本当に突然死だったようで,全く残念でなりません。
この仕事をしていて,最も伝えたいのはこのようなことなのです。
つまり,この世の中をつくっているのは一人一人の人間であり,それは先達が築いてきてくれたもの。
個々の人間が,生きているうちに何らかの貢献をしてくれていて,その積み重ねでできたのが今の豊かな世の中なのです。
それをあなたの世代で止めないでください。
そのために,若いうちはしっかり勉強して,将来に何か役立つように頑張ってね。
そういうことが大切だと考えてやっているのです。
若いうちってまだ貢献の度合いが少ないと思います。
ですから,若いうちに死ぬってことが何より残念で怖いことだと思うのです。
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