[2018年3月29日]
学校の先生が特定の生徒をエコヒイキするとダメですよね。
公平に接しないと・・・
ですが,それをやりすぎると,何もしない先生ばかりになってしまうのですよ。
その点にお気づきでしょうか。
たとえば,先生がある生徒を褒めたとしましょう。
他の生徒が同じようなことをして,褒められなかったら?
公平じゃないと言って怒る人がいるかもしれません。
そんなことがいちいち生じると嫌なので,じゃあ誰も褒めないようにする先生が増えたりするのです。
多くの人が勘違いしているのがこの公平性です。
全員に同じことをするのが公平なのですか?
まあ,ウチの塾ではめったに生徒を褒めませんが,それは公平性のためではありません。
べつに,褒めてその生徒がぐんぐん伸びるのなら褒めてあげますが,それが期待できないから褒めないだけです。
ウチの塾では,特定の生徒には課題を与えたりしています。
課題をもらっていない生徒も多いです。
そう聞くと公平ではないと思いますか?
教材も,ある生徒は1000円の教材で3か月くらい長持ちするのに,2000円の教材を1週間で消化する生徒もいます。
同じ月謝なのに,使う経費がかなり異なります。
先日も,たった2回の授業のために,赤本を購入しました。
しかも,もう売っていない年度のものなので,アマゾンで4000円もしたのです。
1回の授業が3月は1728円でしたから,これはもう大赤字ですね。
でも,それくらいその生徒に今必要なものを与えるというやり方を徹底しているのです。
結果的に,金銭的にも手間も生徒によって大きく差がついています。
ですが,ウチの塾ではこれは公平に扱っているからこそそうなるのだと考えています。
つまり,どの生徒にも,こちらができる最大限のことをするという点で公平に扱っているのです。
今,その生徒には,何もせずに演習させておくのが最良と考えればそのまま放っときます。
呼び出して指導するのが最良と考えれば呼びつけます。
そういう表面的な差があっても,おそらくその生徒にとって最もよいであろう内容を提供するというのがウチの塾のコンセプトなのです。
よく,どんな指導をするのか根掘り葉掘り聞いてくる親御さんがいます。
ハッキリ言って,そういう親御さんはウチの塾を選ばない方がいいです。
何をするかは全く未定なので,納得のいく回答は得られないですから。
そして,そういう親御さんに限って,やって欲しい具体的な内容があるのです。
じゃあご自分でどうぞという話。
ウチの塾では,我々が最良と思うことしかしません。
それを信用していただけない場合は,ぜひ他の塾にでも移ってください。
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