[2018年4月24日]
大学の「初年度納付金」ランク。
私立だと一番安いところで90万円で,通常の文系学部だと110万円〜115万円というのが相場。
理工系だと140万円〜150万円かかるとみてよい。
一方,国立大だと一律82万円だから,たしかに国立大は私立大よりも安いというのは揺るぎない事実だ。
それで,
「ウチはビンボーなので,絶対に国公立大しかダメ」
と子供に言う親がたくさんいるのだ。
そして,このセリフを言って成功した例は非常に少ない。
(ってか,私は知らない)
このセリフには親のつまらない「意図」が盛り込まれているから成功しない。
1つは,本当はお金を出せるのにウソを言って,安くすめばラッキーという考え。
もう1つは,そう言うことで子供が奮起して,安易に私立大に行かないかもしれないと思う精神。
どちらも,子供の学力アップに全く役立たないどころか,成績を下げることすらあるので要注意だ。
はじめに見たように,私立文系で110万円。
国公立で80万円。
差額は本人がアルバイトするとか借金すればなんとかなる。
国公立大でないと絶対ダメなどという家庭は実際はほとんどない。
そして,子供も高校生なのだからそれくらいわかるのだ。
親がウソついて国公立に行かそうとしている見え透いた魂胆くらいわかるのだ。
さらに,安易に私立大に行かないようにという親の意図も丸見え。
そういうつまらない,見ようによっては卑怯な作戦で子供の学力がついて国公立大に行けると考える親が,そもそも国公立大生の親の資格がないのかもしれない。
繰り返すが,「ウチは国公立大しかダメよ!」と言った家庭で成功した例を知らない。
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