[2018年5月11日]
明日は土曜講習。
中学2年生には英語総合講座を用意。
その案内にも英語4技能すべてを習得と書いてあります。
4技能って何でしょう?
「読む」,「書く」,「聞く」,そして「話す」です。
ですが,実際に学校の試験や入試では読んで書く試験がメイン。
センター試験に代わる新共通テストでも,結局は読んで書く力がないと話になりません。
ですから,試験を考えた場合にまずやるべきは読む力と書く力をつけることです。
また,多くの私立大ではマーク式の解答ですから極端なことを言えば読む力だけで合格できます。
書く力というより塗る力だったりしますから。
それで,聞く力と話す力はどこで必要かというと,それは海外に行ったときをイメージするでしょうか。
たとえば,空港で発着のアナウンスが聞き取れないと乗り遅れたりする場合があります。
かく言う私は,ハワイで「〇〇さん,もうすぐ飛行機出発しまっせ!」と名指しでアナウンスされたことがあります。
もちろん英語で。
あわてて入口にダッシュした記憶が・・・
どうやら時間を間違えていたのですね。
このような例もありますが,実際にリスニングが必要なのは海外に行くときだけではないのです。
これは,ある程度レベルの高い大学や大学院になりますが,海外からの講師の授業を受けることもあるのです。
せっかく有名な先生が大学に来て授業をしてくれるのです。
聞き取れないともったいないですね。
同様に,いろいろな学会でも海外の講演者が英語で話をします。
つまり,聞き取る力が重要になってくるのです。
さらに,話をして議論できればもっといいということになります。
学術的なことで考えると,
英語の論文を読む。
論文を英語で書く。
英語の講演を聞く。
英語で議論する。
そういうことが必要だといえます。
それを見越して高校までにある程度の訓練をしましょうというのが文科省のねらいだと思います。
「俺,そんなレベルの学者とかにならないから,カンケーねえじゃん!」
とかいうボンクラが多いことでしょう。
でも,世の中そんなボンクラのことはどうでもいいのです。
将来に世の中を引っ張ってくれる優秀な人のために,ちゃんと英語の力をつけておこうというわけなのです。
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