[2018年5月16日]
早摂と書いても何のことかわからないでしょうね。
早稲田摂陵の略です。
以前は摂陵だったのですが,早稲田大学が関西進出をねらって系属校としたのですね。
それで,募集で大失敗して,関西では早稲田の名前が通用しないことを思い知ったわけです。
その後遺症で,現在も生徒募集は大苦戦。
当時,中学校や塾にひんしゅくを買って,その尻拭いがまだできていないものですから,おススメされる学校のリストからはずされたままなのです。
そんな早摂の入試広報部副部長になった先生があいさつに来てくれました。
なぞのピースサイン?
(ひょっとして,生徒を2名受験させて欲しいという意思表示かも?)
通常,ウチの塾界隈の公立中学校で勧められる高校は,学力の高い順に,
関西大倉,追手門学院,大阪青凌,金光大阪となっています。
昔の摂陵高校は関倉と追手門の間に位置していたのです。
それを,早稲田の名前があるからと,関倉の特Sよりも優秀な生徒のみ募集したのです。
誰も来るはずないですよね。
その大失敗募集のあと,かなりレベルの低い生徒を合格させざるを得なくなりました。
世間で出回っている偏差値よりもかなり低い生徒でも合格できますから,実は知る人ぞ知るおいしい学校という面が出てきたのです。
現実に,今日来られた先生は野球部の顧問ですが,野球部だけで早稲田大学に8名も進学したそうです。
いいですか,早稲田大学というのは,普通に受験したら,同志社大学よりもはるかに難しいのですよ。
それが,正直〇〇な偏差値で高校に入り,内部でそこそこの成績を納めたらなんと早稲田大学に進学できるという夢のような話。
しかも,早摂野球部だと,戦績はともかく(笑),かなりちゃんと練習できますから,大学で野球を続けることもできます。
大阪桐蔭や履正社に行っても,甲子園に出られる保証はありません。
そして,レギュラーでもなければ東京六大学に進学など到底無理なのです。
中学段階で,野球で大阪桐蔭や履正社に入るレベルでは全くなく,勉強も関関同立に行けないレベルの生徒。
それが,なんと,早摂マジックで夢の早稲田大学へ進学して野球ができるというのです。
野球でなくとも,関関同立,産近甲龍の指定校推薦も豊富ですから,実は超穴場の高校かもしれませんね。
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