[2018年5月19日]
週刊東洋経済
本当に強い大学という話だが,興味深い記事があった。
オリックスの宮内さんは,実は大学経営協会という団体の理事長をされているのだ。
日本の大学は,先生の満足のための大学であって,国際競争力がありません。
学生もブランド大学に入るとブランド企業へ入れてブランド人生だと思っています。
だから受験産業はブランド校に何名合格したとかで宣伝するのですね。
そしてアホな生徒・保護者がそれに乗っかっていくということになっています。
そして,そういう現状に風穴を開けようという人が現れたようです。
京都学園の新理事長になった永守重信氏。
たとえば,京都学園大学というと,偏差値でいけばFランクで,誰でも入れるというイメージでした。
ところが,系列校の京都学園高校のレベルが上がってきたので注目はしていました。
底辺レベルの大学の系列高校から京大や阪大の合格者を出しているのです。
そして,今回理事長になった永守氏は,来年は京都先端科学大学に大学名を変更し,工学部を立ち上げます。
ねらいは,大学の世界ランク200位以内ということ。
日本の偏差値とかを見ていないのです。
世界でどのように活躍できる人材をつくるかが,これからの大学の存在意義だと見通してのことですね。
関関同立とか産近甲龍とか,関西でのブランドや序列にしか意識がない大学群よりも,はるかに現実を見ています。
下手に関関同立に進学するよりも良い人生が待っているかもです。
注目して見ていきましょう。
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