[2018年6月9日]
梅雨です。
梅雨なので,いつ雨が降ってもおかしくありません。
で,梅雨の時期に,週間天気予報というのがありますが,あれは全くのナンセンス。
つまり,4日や5日あとの天気が予想できるはずがないのです。
だから,来週の水曜日に雨が降りそうとか晴れそうだとかの議論は全くの無意味なのです。
でも,どういうわけか,梅雨なのに,来週の水曜日は晴れそうだから・・・と予定を立てる人がいます。
どうやら,週間予報が梅雨の時期でも当たると思っているようなのです。
ハッキリ言いますが,梅雨の時期の週間予報は全く当たりません。
全く当たらないというのは,梅雨は降ると降らないが五分五分という意味です。
予報の当たる確率が50%で,降水確率が50%という話。
いくらこのように力説しても,梅雨なのに週間予報を信じる人が後を絶ちません。
まあ,最初から私の言うことなど信じる気がないのですから,無駄だとは思いますが,たとえ話をします。
扇風機を用意してください。
扇風機の風の出るところに,30〜40cmの紙テープかリボンをつけてください。
風量を強にしてスイッチONします。
すると,強風にリボンか紙テープがたなびきますね。
そのたなびきかたを凝視します。
ヒラヒラと,上に行ったり下に行ったりします。
その動きと梅雨前線の動きは同じなのです。
梅雨の時期に梅雨前線は北上したり南下したりします。
紙テープのヒラヒラと同じです。
紙テープの動きを2000分の1秒の高速シャッターで写し止めてください。
それが,今日の天気図の梅雨前線です。
その紙テープが100分の1秒後にどこにあるかは,だいたい見当がつきます。
ですが,2秒後にどのような形になっているか,誰が予想できるでしょうか。
これは全く予想できないのです。
それと同じなのが梅雨前線。
今のこの瞬間の前線の位置は,なんとなくわかっています。
(実は前線の位置決めも微妙に誤差があります)
それで,1時間後に前線がどこにあるかはなんとなくわかります。
今の前線の位置から数十kmも離れないです。
ところが3日も4日も後に,前線がどの位置にあるかは,紙テープのヒラヒラと同じく,全く誰も予想できないのです。
でも,どういうわけか,いつものように,文字通り機械的にあてはめて前線の位置をコンピュータが決定します。
そして,降るか降らないかを決めて予報が出されます。
そんなの当たるはずがないのです。
梅雨の天気予報はせいぜい1日か2日後くらいまではなんとなく当たるかも。
それでも普段よりもはずれやすい。
梅雨時期の週間予報は廃止すべきです。
どのTV局も根拠のないウソを垂れ流しています。
フェイクニュースなのです。
ですが,いつも50%の確率で当たったりするので,みんな気づいていないだけなのです。
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