[2018年7月20日]
京大が来春から入試問題の解答例を公表するそうだ。
これは,昨年,阪大もそうだったが,正答を書いた受験生が得点をもらえなかったことが判明し,追加合格者が出たことからの措置らしい。
たしかに,京大くらいになると,その日のうちに大手予備校の先生が解いて,複数の正解があるかどうかを吟味する。
大学の出した正答に疑義がある場合,予備校がすぐに問い合わせれば,大学側が想定していなかった受験生の解答もちゃんと評価される可能性が高まる。
今までも,解答例を公表している大学もあり,公表することに何も支障はないはず。
逆に,採点をどのようにしようが大学の勝手なので,配点も含めてすべて非公表にするのも勝手だ。
実際,今まで公表されなかった時代に,数多くの受験生が採点ミスなどで不合格になっているに違いない。
逆に,間違って合格してしまった学生もたくさんいたに違いない。
そもそも,大学入試なんてものは,大学が好きに学生を選べばいいのだ。
採点基準は採点者のサジ加減で決まる。
たまたま運よく点数をもらえたり,もらえなかったりするのが普通。
そういう,不安定要素があるのが入試の本質だと割り切って,細かいことは気にしないという姿勢が受験生にも指導者側にも必要なのである。
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