[2018年9月3日]
今年のKO高校(←決して慶応ではありません!)のパンフはかなり思い切りました。
後輩への手紙というノリで,「まだ見ぬ後輩たちへ」
先輩が後輩へ学校を紹介するという語り口調で,読みやすいっちゃ読みやすいですが・・・
ここはコースが3つあって,特進S>特進>総合というレベル。
先輩メッセージでKO高校を選んだ理由として,「先生方がとても熱心と聞いていたこと,」と書いてありました。
まあ,中学校の先生がそう言ってたのか塾の先生かは知りませんが,多くのKO高校生が感じている実態とは違っていると思います。
おそらく最もやる気のない先生が多い学校と言っても過言でないくらい熱心とは対極のイメージです。
理由はカンタンで,熱心にやる必要がないからです。
中学校の進路指導で上位層が勝手に入ってきて,熱心に指導しなくても塾や予備校で勝手に勉強して,勝手に難関大学に進学してくれますから。
また,55歳以上の先生も多く,この年齢層の人はあと数年楽にやってたら定年です。
このまま何もしなくても逃げ切れるわけです。
さらに驚いたのは,卒生の一人が「予備校に通わなくても合格できた」と書いてあり,神戸大学に合格したようです。
この卒生はよほどレアなケースで,ほとんどのKO高校生は塾や予備校の力を借りて合格しているはずです。
パンフに載っている文言を,多くの生徒の代弁のように勘違いしがちですが,逆の場合も多いのです。
もう一人の卒生は,早めに高校の履修範囲を終えてくれるのがよかったと書いています。
この点がKO高校の最も良い点だといえましょう。
高3の夏に受験勉強を開始できますからね。
公立高校だと11月の推薦入試の範囲に間に合わない進度でのんびりやっていたりします。
大阪府は私学の無償化もあり,公立高校に行くよりはKO高校に行って,早めに授業を終えてもらい,塾や予備校で学力をつけるというのは悪い選択肢ではないかもしれません。
ただ,そうやって難関大に進学する生徒も多いですが,入学時点の成績を考えると,うまくいってる生徒は少ないです。
最初から学校をあてにせず,塾や予備校も必要だと認識して学力をつける人にはよいでしょう。
逆に,高3になってから学校は熱心にはめんどう見てくれないのだと気づいた人は手遅れだったりします。
合格実績に現れない,うまくいかなかった生徒がかなり多いことを見逃さないようにしましょう。
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