[2018年9月13日]
今年も大量に赤本=教学社の大学入試問題過去問を購入しています。
たとえば,今年の受験生が関関同立の赤本2019を買うと,たいていは過去3カ年分が掲載されています。
ところが,ウチの塾では2016や2013の分が書棚にありますから過去9年分の問題が確認できたりします。
大学によってはもっと昔のがあったり,なかったり。
で,いつごろ赤本をやるかが難しい。
関関同立に行けたら万万歳のレベルの人が,今からやろうとしても問題が解けないでしょうね。
ですが,どれくらいのレベルにならないといけないか知っておかないとダメです。
そういう意味で,どこかの年度のを少し手をつけてみる程度でいいでしょう。
実際のところ,関関同立のどこかを1つだけ受けることはないと思います。
関大と立命館とか,同志社と関学とか,2つ以上は受けることになるので,1校の受験形式ばかり練習するのは得策ではありません。
ざっくりと,関関同立レベルの問題を解けるように勉強するというイメージでよいのです。
実は,関東の早稲田とか慶応だと,大学ごと,いや,学部ごとに出題形式が大きく違っていたりするので,どの時期にどの学部をやるか悩むところです。
ところが,関西の大学はどこもそこまで個性的な出題はないので,極端な話,過去問を一切やらなくても十分に対応できると思います。
次に,国公立大学に本気で合格する予定の人。
この場合,国公立大の赤本はセンター試験が終わってからやることになります。
それまでは手をつけないでください。
というのは,よほどハイレベルの人でないかぎり,現在志望している国公立大学が受験できる可能性が非常に低いのです。
阪大や神戸大を受けるとほざいているのは今のうちだけで,実際にセンター試験で7割も取れなかった日には上位大学は受けても落ちますね。
逆に,神戸大志望でも,センターが思ったほど取れなかった場合,2次試験の配点が高い阪大を受けて逆転合格をねらう場合もあります。
あるいは地方の大学,九州大とか北大を受ける可能性もありますよ。
つまり,国公立大はどこを受けるか全く未定なので,今からやってもほとんどの人はその大学を受けないわけで,買った赤本が無駄とは言いませんが,さらに実際受ける大学のを買わないといけません。
国公立大に行きたい人は,センター試験まではセンター試験の過去問をたくさんやってください。
そして,センター試験が終わって,実際に出願する大学の赤本を2月にしっかりやることになります。
ちなみに,ウチの塾ではセンターの過去問はやりませんので,各自で分厚いセンター過去問を買ってどんどんやっていきましょう。
ただし,マーク模試で偏差値が50を切るようなレベルだと,過去問が解けるレベルでもないわけで,11月くらいからやってもいいかもですね。
大切なのは,どの大学の入試問題も,検定教科書の内容から出題されるということです。
しっかりとした土台の上に,確かな学力をつけていけば,どの大学でも合格します。
逆に,小手先のテクニックや特定の出題形式に慣れてますという程度の対策では太刀打ちできないのです。
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