[2018年9月23日]
大相撲は白鵬が41回目の優勝。
なんやかんや言って,積み上げた実力が他の力士と比べてケタ違いなのだろう。
NHKに呼ばれて大切なことを言っていた。
「しこ,すりあし,てっぽう」
これを,面白くない繰り返しだけれども,しっかりやっているとの話。
こういう話を受験生諸君も参考にしてほしい。
優勝する横綱の稽古は,すごい必殺技の練習をしていると勘違いしているのでは?
ハイレベルの人ほど地道な練習をたくさんやっているのですよ。
ウチの塾では,スゴイ解法とか裏技を教えるのではなく,多くの時間を演習してもらっている。
しかも,難問ではなく計算とかめんどうな内容が多い。
特に,難関校を受けるからといって,難問奇問をやる必要はないと考えているから。
それよりも,肝心なところでうっかりミスするなど,しょーもないところで差がついたりするのだ。
多くの生徒は,簡単な計算問題だと,「あっ,これできるやつ。」
と思うわけ。
それで,ボンクラ生徒は「だからやらなくてよい」となる。
ところが,難関校に合格する生徒ほど,「これでミスってたら話にならんな」と思い,しっかりと取り組むのだ。
解けるかどうかではなく,たとえば計算ならいつもより速く計算してみて合うかどうかとか,他の計算方法がないか考えてみるとか,工夫して実力をアップさせていく。
大げさでなく,入試問題なんて,計算ばかり1000問やらせてもいいのだ。
難問奇問を入れても,基本計算だけでも,どちらも合格する生徒は同じなのだから。
英単語の確認も同じ。
ボンクラ生徒は「あっ,これ知ってるわ」で終わり。
書こうともしないアホもいる。
ところが,合格する生徒は,意味だけでなく発音やアクセントや熟語,派生語まで確認しようとする。
単語の試験だけで合否を決めてもよいとさえ言える。
ここでいうボンクラ生徒は,志望校に行くために焦っているわけ。
それで,基礎基本をすっとばして,過去問などをやってみたりする。
悪いことは言いません。
まだじっくり土台をつくるイメージで大丈夫です。
というか,そういうイメージでないと実力がつかないので,最後に伸び悩みますよ。
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