[2018年9月24日]
ちょうどヒガンバナが咲く時期です。
1年のうち,ちょうど秋の彼岸の頃に咲くので彼岸花。
外国の人が日本に住んで,1年や2年ではどの季節にどんな花が咲いてという季節感はないでしょうが,何年も日本にいるとわかってくるでしょう。
それと同様に,学校も1年単位で動いているので,季節感みたいなものがあります。
もう,中学3年生や高校生になると,そういった感覚がわかってくるのでは?
定期考査もそうですし,体育祭や文化祭の行事も季節を感じさせます。
入学式や卒業式もありますね。
ところが,学校の勉強内容となると,始めて習う科目や内容が次々に出てきて,今どの分野のどの単元をやっているのかわかっていない生徒が多いでしょう。
そりゃ,大人はそれを経験しているからわかりますよ。
この大きな分野のこの単元は,後でこの単元とつながるので重要だとか。
勉強が嫌いになる原因の一つに,「この意味不明でめんどくさいことをさせられる単元って,何の役に立つの?」という疑問があったりします。
ほとんどの生徒は,教科書のその単元の位置づけがわかっていないのです。
ココはどこ?私は誰状態。
それではモチベーションも上がりませんし,脱落していくのも仕方ないです。
じゃあ,その生徒が塾に行くと勉強ができるようになるのか?
モチベーションがないと,そもそもわかる気もできるようになりたい気もないので,なかなか難しいです。
勉強ができる生徒は,なんとなく今やっている勉強内容が,どこかで何かの役に立つと確信しているのです。
だから継続できるのです。
彼岸の中日というのは,天文学的には秋分の日です。
地球が太陽の周りを公転する,その位置で決定するのです。
天文学では春分の日の地球位置がスタート地点で,秋の彼岸はちょうど折り返し地点というイメージ。
この広い宇宙の中で,地球という小さな星の上の人間という生物が勝手にスタート地点を決めて,それを元にした暦を使って日常生活を営んでいます。
その中で,今自分たちはどこにいて,どこに向かっているのか。
そんな大きな視点をどこかに持って人生を歩んでいきたいものです。
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