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尾崎塾
富田教室

[2018年10月11日]

有効数字ってものがある

理科を教えていて,時々愕然とするのが有効数字。

ほとんどの生徒が理解できていない。

「なんとなく」の世界。

今日も化学の授業で,有効数字3ケタで答えよと明示されているにもかかわらず,平気で0.50などと答えてしまっていた。
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理系志望の生徒でさえこのありさまなので,一般ピーポーさんはもっとひどい。

なるほど,だからTVのおかしな数字を信じてしまうんだ。


ためしてガッテンか何か,そんな番組でも,被験者3名のうち2名で顕著な効果がみられましたということで67%は有効?

5名中3名だったのが4名に増えたので効果20%アップ!

野球のアホなアナウンサーも,
「驚異的な打率,5割7分1厘です!」
などと言ってるが,そんなん7打数4安打で,しかもラッキーなポテンヒット2本が含まれていたりする。


あのね,そんなとこに率とか使うんじゃねーよ!


くれぐれも,数字を使った怪しい広告などにだまされないように,しっかりと数字の見方を高校生までにマスターしてください。


受験で関係ありそうなのが,悪名高き偏差値。

あれを有効数字3桁で表示する意味が全くわからない。
山勘で記号が当たっただけで偏差値は1とか2くらい変化することがある。

あとは,倍率とか。

倍率が高いから難しいとは限らないのはよく理解してほしい。

先日も学校の先生に推薦入試の方が倍率が高いので一般入試よりも難しいと言われた生徒がいましたよ。




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