[2018年10月20日]
入試が近づいてくると,どうも「試験に出るとこだけ勉強」となりがちです。
ところが,実際は試験は思ったより広い範囲から出題されていることに気づかないといけません。
たとえば,英語や国語などは世の中のあらゆるモノが題材です。
先日,化学の授業でトタンやブリキを扱いましたが,トタンって何?などと言うようではお話しにならないわけです。
そういった,この世の中のすべてが入試の出題範囲なのですから,試験に出るところだけ勉強するのは,イコール世の中のすべてを勉強するってことなのです。
実は,「教養」というものに対する認識が学力の高い低いを決定しているのではないかと思っています。
この本に,まさにコレという話が書いてありました。
「広く浅く」ではなく「広く,ある程度深い」素養が必要ということ。
これは,人生において,あらゆるものに出会った場合にイチイチ差がつくポイントなのです。
何かはじめてのものを食べたときに,
「あー,おいしかった!」
で終わる人と,
「おいしかったなあ!これ,何という食べ物?」
さらに,
「どこで採れるの?瓜科なの?値段は?」
と考えて,調べて,それを自分の教養の一部にしていく人の差はどんどん広がっていくのです。
これも先日の話と同じですね。
毎日,1つ1つの事柄を経験する度に,教養がつく人とつかない人の差が指数関数的に広がっていくのです。
この「指数関数的」という言葉の意味がわからない人も多いと思います。
教養がない証拠ですね。
中高生諸君は,何のために勉強しているのかしっかりと把握してください。
自分を磨いて,その自分の得意分野で世の中にしっかりと貢献するためなのですよ。
じゃあ,この世の中のことがわかっていないと,貢献のしようがないですよね。
勉強する目的を見失わない人は,日々いろんなことを学んで教養をつけていけます。
そういう日々の過ごし方をしてください。
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