[2018年10月29日]
今日はとある教材業者のセミナーに参加してきました。
今年の入試の分析と来春の予想みたいな話。
まあ,細かく,設問ごとに正答率を踏まえながら,どうしてできが良かったか,悪かったかを見ているわけです。
しかも,大阪府はレベル別にA問題,B問題,C問題とありますから,それぞれに対策があるとか。
それから,大学入試の改革の余波で,高校入試にも全国的に新しい傾向が見られるようです。
まあ,大阪府で言えば,C問題の,問題文が長くて,ちゃんと問題が読めないと書けないような問題とか。
かと言って,誰も解けないような難問では入試の意味がありませんから,よく練られた良問が増えているというのが本当のところかもしれません。
今日のセミナーには,大阪中の塾から100人くらい来ていたように思います。
この話を各塾に持ち帰って,早速塾生の指導に役立てることでしょう。
えっ?ウチの塾ですか?
まあ,今日うかがった話は寝耳に水の話ではなく,すでにわかっていた話がベースですので,今日から指導が変わるわけありません。
それに,昨年こうだったからとか,2年後にこうなるからといって,バタバタする指導は一切やらない予定です。
入試の形態がどのように変わっても,中学生が身に付けるとよい勉強内容というものがあります。
ウチの塾は,それを身に付けてもらうのが目的であって,入試に合わせて形式の練習をすることは避けています。
そういうわけで,先日,全生徒に過去問は配布してあります。
どんな形式で出題されるかは,過去問を各自でやっておいてください。
塾では,どのような形式であっても,確固たる実力があれば対応できるというスタンスで指導しています。
むしろ,そういうノリでやっているので,本質的な良問が出題されてきている最近の傾向は歓迎です。
たとえば,前回の国語の作文は,例年の傾向と全く違ったものになっています。
ですが,ウチの塾では,パターン化した書き方の練習をせず,正しく伝わる作文の指導をしていたので,戸惑う生徒は少なかったかもしれません。
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冬期講習で個々に呼んで作文指導しています。
大学入試も同じです。
大学ごとの対策というのはほとんどしません。
(国公立2次は大学別,個別に指導しますが,形式に慣れるためではありません。)
ちゃんとした実力があれば,どの大学の入試にも対応できます。
そういうノリでこれからも仕上げていきますので,そこんとこヨロシクです。
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