[2018年10月30日]
どうやら東京医大が学費値下げするようです。
これで,受験生が流出するのを防ぐねらい?
事情をご存知ない方のために,医学部受験ガイド(週刊朝日進学MOOK)から,医大の学費を見てみましょう。
最も安いのは6年間総額で1910万円の国際医療福祉大。
2位,3位は順天堂大と慶応大ですから,安い大学は質が悪いどころか,むしろハイレベルです。
一方,最下位=最も高額なのは川崎医大の4725.5万円。
そして,この大学は偏差値50台で入ることができます。
つまり,一般には,学費が安いと受験生が殺到するのでレベルが上がり,学費が高いと不人気でレベルが低いという関係が成立するのです。
で,今回は東京医大の入試が問題になりました。
受験生がこのままでは集まりそうにありません。
だから,学費を下げて受験生確保を目論んでいるんです。
これは医学部に特有の現象で,一般の学部には当てはまりません。
たとえば,理工学部だと年間150万円かかるのに,文系だと100万円ちょいで行けたりします。
だからといって,理工系に人気がないわけではないです。
もっと学費が高い薬学部も人気があります。
要するに,医学部だと安い高いの差が大きく,1000万円単位での差がつくからでしょうね。
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