[2018年11月7日]
最も多く受講するパターンは,塾に来て自分の教材ファイルをやって帰るパターン。
まず,教室のどこかに置いてある自分のファイルをさがします。
その席がその日の席です。
座席は,その日の指導内容や気分で変わります。
おなじ学校の友達とは離れた席にしています。
ファイルの内容は一人一人異なります。
同じ学校で,同じくらいの学力であっても別メニューだったりします。
週に何回来るか,解くスピードや性格も考慮して,最適なものを与えます。
ファイルにはさんである順に解いていきます。
各教材ごとに,どこまでやるのか付箋を貼って指示します。
どんどん進む生徒は1日に3〜4科目こなします。
遅い生徒は1〜2科目だけで90分を過ごします。
各自で演習して,自分で答え合わせして,その教材を置いて帰ってもらいます。
こちらで内容をチェックして,次回の演習内容を決めます。
中学生は,考査前にはその試験範囲の内容。
考査が遠い時期は実力養成の内容をメインにします。
高校生は大学受験に必要な科目をやります。
90分,目一杯問題演習をして学力を高めていくのです。
で,「途中にわからないところは質問していいのですね?」と質問する親御さんが多いです。
でも,生徒自身からその質問を受けたことがありません。
要するに,親御さんは,自分の子が質問するとでも思ってらっしゃるのでしょう。
ところが,質問できる生徒さんって,めったにいません。
だから,質問してくれてもいいけど,できるもんならやってみなっていうノリで巡回しています。
基本的には質問が出ない程度の基礎的内容を確認する演習が多いです。
それで,演習の進め方を見ていたら,そこが苦手だということくらい,こちらで判断できます。
あとは,教材の内容をコントロールして,できるようにもっていくので,質問しなくても大丈夫なのです。
逆に,へたに質問ばかりしてくる生徒こそ要注意です。
学校でよくあるのですが,自分はよく先生に質問する「よい子」アピールだったりします。
熱心に質問に来る生徒は先生からの評価が高くなるというウワサでもあるのでしょうか?
あるいは,親御さんがそのようにしむけていて,自分の子が質問に行っているということを聞くと,それで満足?
実際のところ,先生に質問するなどという高度な芸当は相当に学力が高くないと無理です。
そういうわけで,ほとんど質問する風景がない「健全な塾」になっています。
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