[2018年11月10日]
今日の中2土曜講座は入試によく使う角度の話。
平行線の同位角とか錯角とかです。
図形が苦手な生徒がいますが,単に知識を問われるわけではないですからね。
平行線の同位角が等しいってことをいくら覚えていても,それが図形の中で見つけられないといけません。
そこで,今日の授業では色をつけて考えるようにしてみました。
同位角で同じ大きさの角であれば青,錯角なら橙,対頂角なら赤というように,同じである根拠を色にして見えるようにしたのです。
このように,根拠と角の配置と色をリンクさせて図形を見ると,どこを見たら何が見えるかがわかってきます。
目線をどこにもっていくかを,慣れるまでは色を着けて演習するとよいのです。
もちろん,試験の時に色ペンを使ってはいけませんが,自分で演習するときには色ペンをうまく利用して目の付け所を練習するのです。
そうしているうちに,色でなくても記号を振ったり,同じマークをつけたりして見えるようになってきます。
今まで見えなかったものを見えるように鍛えていくわけです。
このように,色をうまく使って勉強するのは他の科目にも有効ですよ。
たとえば,英語の授業では主語に赤,動詞に橙,目的語は青などと決めて,文の構造を見やすくしています。
歴史の勉強では人名に赤,年号は青,建物名は緑など,決めておくと確認しやすいです。
それに,そうやって色と着けるとなんとなく楽しいですしね。
楽しく工夫して,視線の動きを速くできるように鍛錬していきましょう。
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