[2018年11月16日]
まだ東京医大の問題が燻っているようで,
追加合格者を出すことにしたので,来春の入学者を少なくするという話になっています。
これって,全くおかしな話です。
過去に,正しくない判定(女子や浪人に不利な加点など)があったので,その受験生を救済することになったのですね。
本来,合格していた人が合格になるのです。
じゃあ,来春,本来の定員なら合格するはずの人は不合格にしていいの?
これ,被害者(という言葉が適切かどうかは置いといて)が変わっただけで,被害者の数は変わってないです。
むしろ,過去にそういう入試をしていたことを謝罪して,今後の入学試験では公平にするだけの方がスッキリします。
そもそも,大学入試なんてのはその時の大学が欲しい学生を合格させればいいのであって,点数だけで判断しなくてよいのです。
だから,面接や書類審査で自由に選別していいのです。
男子に有利な採点をしても,何も違法でないように思います。
こっそり加点して,からくりを公表しなかったことが違法?
それで,誰かが逮捕されるのでしょうか?
もし,そうなったら,大阪近辺で行われている,私立高校の事前相談のからくりで,ほとんどの学校関係者が逮捕されますね。
まったく別件ですが,よく,入試問題の出題ミスがあると「全員に点数を与える」という措置が行われます。
これも全く納得いかないです。
そのおかしな問題に時間を費やしてしまった受験生と,全く無視して他の問題で点数を取った受験生で不公平が生じます。
入試というのは,納得がいかないものだと割り切るのが一番よいみたいです。
そういう不安定要素があるので,複数の受験をして,リスクを減らすというのが正しい受け止め方だといえるでしょう。
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