[2019年1月21日]
といっても,教科の話ではありません。
もっと根本的な基本の話。
どうやって生きていくか,人生論です。
せっかく生まれてきたのですから,充実した人生を送りたいものです。
そのためには,お金持ちにならなければ!
と書くと,誤解する人がいます。
どうも,お金持ちを「悪」と考えるおかしな風潮があるからです。
私がいうお金持ちは,それだけのことを誰かにしているから,その対価としてお金をいただける人のことです。
人をだましてお金をいくら持っていても,そいつは人間のクズですから,早く死んでくれた方がいいですね。
人間のこの社会は,誰かが誰かのために仕事をして成り立っています。
その仕事は,その人にとって「得意分野」である必要があります。
苦手なことを仕事にすると悲惨です。
対人関係が苦手なのに,接客業をするとか。
おおざっぱな性格なのに会計の仕事するとか。
方向音痴なのに山岳ガイドするとか。(死んでしまいますよ)
そうではなく,自分の得意なことを仕事にすると,多くの場合喜ばれます。
土地勘にすぐれ,運転技術に長けた人はタクシーの運転手などでよい仕事をするでしょう。
美的感覚と空間把握力に優れた人は,インテリアコーディネーターとか。
さらに数学や物理ができれば建築士もいいかも。
もっと頭のいい人は学者をめざして人類のさらなる発展に貢献すればいいのです。
そして,多くの人に喜ばれたら,その対価をたくさんもらえるので,お金持ちになれます。
逆に,お金がなくては不安だし,イライラしたりしてロクなことありません。
健全な中高生のめざすところは,お金持ちになることなのです。
そのためには今の目の前の勉強を頑張ってください。
そして,自分の向き不向きを見極める第一歩を踏み出すのです。
さて,高校3年生は,いよいよ大学受験です。
行こうとする大学のその学部学科は将来の自分の職業につながる可能性が高いです。
医学部なら医者,建築学科なら建築士など,職業が決まります。
一方,経済学部に行ったとすると,金融関係も行けますが,メーカーに就職してもいいのです。
あるいは,商社でもいいし,起業してもいいでしょう。
家の仕事を継いでもかまいません。
自分の職業のビジョンがまだ見えない人は,とりあえず学部はどこでもいいので大学という場所でじっくり考えるのもよいのです。
こういうのを「モラトリアム」といいます。
社会人になる前の猶予期間という意味合いで大学生活を送る人もまだまだ多いです。
あまり,学部学科にとらわれずに受験してもよいと思います。
どの学部学科でも,それなりに面白いことが見つかるでしょうし,本当に嫌なら大学内で転科とか転部といって,学科や学部を移ることも可能です。
さらに,3年次編入といって,他の大学に編入することもできます。
あるいは,大学院を別の大学で過ごすことも可能です。
大学を受験しなおす人もいますね。
どれもOKです。
やることが決まった人は大学中退でも全くかまいません。
東大中退とか芸大中退など,むしろカッコいい。
大学入学で,その先をほぼ決定することも可能ですし,思ったよりいろいろ変更することも可能なのです。
自分に向いた仕事をさがすのに,時間をかけてもかまいません。
あわてて向いてない職業に就かないように。
これがよい人生の基本です。
参考にしてください。
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