[2019年6月1日]
数学以外の科目だと,どんな勉強をしたらよいのでしょうか。
日本史と化学の具体的な例を紹介します。
日本史は山川出版の教科書をベースに勉強すればいいのですが,教科書の内容がスラスラわかりますか?
何年に誰が何をしたという史実をいくら暗記しても,なかなか覚えきれるものではありません。
学校の授業でも,いろいろと教えてもらえるでしょうが,やはりこれも別系統の学習が効果を発揮します。
写真の真ん中にある「承久の乱」と書いてある本は歴史の専門雑誌ですね。
理科でいうと雑誌ニュートンみたいなものでしょうか。
そいう本で勉強すると,歴史の内容が本当に詳しくわかりやすく書いてあります。
それ以外にも,流れを書いてあるものやチャートなどの参考書も駆使していろいろな角度から頭に入れていきます。
学校以外の教材で,まったく別系統の勉強をしていると,その時代の流れがよくわかって,自然に覚えられます。
そうやって,その時代の内容をしっかり身に着けた後,試験前には教科書と用語集で確認&暗記するのがよいでしょう。
さらに,普段の過ごし方ですが,通学時や余暇の時間に歴史小説を読むといいです。
戦国時代でも幕末でもいいですから,1つ手に取って読んでみてください。
絶対に損はしないと思います。
このように,試験前にちょろっと暗記する程度では,全く追いつかないのが高校の日本史です。
学校以外の別系統を10,今までやっていた勉強を1くらいの勢いで十分に時間をかけて勉強しないと,全然足りないと思います。
ウチの塾生で日本史選択の生徒は,ほとんどこのように言われていると思います。
「今,がんばろうと思っている量の10倍やらないと足りないよ」
コレ,ほんとうですからね。
たぶん,こう言われていても,足りていないでしょ?
化学は数学と似ていて,学校で傍用問題集を配られます。
リードαとかセミナーとかね。
あれを全くやらずに,もう少し解説のくわしい問題集をやるのがよいのです。
同じ数研でもチャートの方がずっと解説が詳しいです。
それに加えて,理系化学選択者は,必ず参考書を買って,それで調べながら解いてください。
上位者は「化学の新研究」(三省堂)を使うのが必須です。
日本史もそうですが,書籍代がかなりかかります。
でも,お金をかけずに,学校の教材だけで勉強して学力がつかないのと,お金をかけて学力がつくのでは,どちらを選びますか?
借金してでも教材にお金をかけた方がよいと思います。
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