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尾崎塾
富田教室

[2019年7月8日]

そんなに勉強してないです

昨日の落合さんの話,よく考えてください。

球界で最もすごい成績を残した人は,実は最もたくさん練習していたのです。

でも,周囲には,「オレ練習嫌い!」とか言うし,実際に自分が練習しているところは他人には見せないので,本当に練習をあまりしていないとアホな人は思ってしまうのです。

もっと昔なら,長嶋さんもそうです。

長嶋さんは天才型で,王さんは努力型とか言います。

ところが,おそらく,長嶋さんの練習量は王さんと比べて少ないどころか,むしろ多かったかもしれません。


成績を残す人は,100やって当たり前なので,もっと頑張って200とか300をやっているのです。

一流になれない選手は,100がしんどいので50とか30しかやりません。

そして,一流選手はあまりやっていない風に周囲が感じ,50とか30くらいに見えるのです。

マヌケなボンクラ選手は,その練習量で充分だと考え,いつまでたっても二流,三流のままです。


勉強に置き換えてみてください。

自分のことで恐縮ですが,私など中学生のころはクラスでたいていトップでした。

そして,そんなに勉強していると思っていなかったのです。

たとえば,定期考査の前の日曜日。
部活もないわけで,一日中勉強できます。
だいたい朝8時から夜10時まで,ずーっと勉強していました。

それで,当たり前だと思っていたのです。

というか,途中,ごはんも食べるし,風呂も入るし,1時間やって10分休むなど,休憩時間があったので,全然ゆるい勉強だと思っていました。

もっと必死にやれば,正味14〜16時間は勉強できるはずです。

ところが,ゆるかったので,正味12時間くらいしかやっていませんでした。

もし,友達に「めっちゃ勉強したんやろ?」と聞かれたらこう答えたはずです。

「いいや,もっとせなあかんのに,だらだら休みながらやってたで。」

それを真に受けた友達は,ああ,あいつは天才なのだと勘違いしたことでしょう。

その友人のめっちゃ勉強したという感覚は5時間くらいだったりしますよ。

10時間やるなんてありえませんね。

ところが,こちらは12時間でも少なすぎると思っているわけです。


受験生のみなさん。本当に勉強時間,それで足りてますか?

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