[2010年7月4日]
問題が解けない,できないという人の多くは方法を知らないだけだ。
頭でわかっているつもり。いや,本当にわかっているのだろう。
でも,問題を解くと間違う。解くのに時間がかかる。解けない。手がつけられない。
たとえば数学の文章題で何分も悩んでいる人がいる。
勉強のできる人は悩まない。
方法を知っているからそれを実行するだけなのだ。
要するに,問題文を図にすること。
家から公園を通って学校に行った。25分かかった。
途中で,遅刻しそうになったので公園から走った云々・・・
これを図示する。
家 歩 公園 走 学校
0分 xm ym 25分
このようにx と y をおくだけだ。
これを紙に書くだけ。
このことをほとんどの生徒がやらないで考え始める。
逆なのだ。考えはじめる前にこれを書かないとだめなのだ。
これを生徒に指摘するとほぼ100%同じ答が返ってくる。
「いや,先生,僕は書いてますよ。」
それを私が見ると,これまたほぼ100%書けていないのだ。
書けているつもりだろうが,全然書けていない。
この意識の差は決定的に大きい。
根気のいる作業だが,図が書けるようにならないと問題が解けるようにならない。
図示は数学だけでなく,特に理科に有効。
英語も国語も図示すると見通しがよくなる場合がある。
勉強の仕方が身に着くと,あとはどんどん効率よく頭が良くなっていく。世界が開けて行くのだ。ぜひ実践してみて欲しい。
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