[2010年7月5日]
何も考えなくて問題が解ける。
そんな魔法があったらなあ・・・
という要望?に応えて作ったのが「魔法のプリント」
要するに「暗記ドリル」なのだが,これは必要悪だ。
最初に作ったのは化学だが,たとえば,
「同素体はSCOP(スコップ)」と覚える。
マーク式のテストなら,同素体はどれ?の問いの選択肢に硫黄(S)があれば,「SCOPのSだからこれだ!」とピンとくる。
正解してしまうのだ。
とにかく1問1答式に覚えていると点数になってしまうことを羅列した魔法のプリントをやれば,マーク模試で80点くらい簡単に取れてしまう。偏差値60とか70を超えてしまう。
こんな,思考停止させるようなドリルは理科教育としては良くない。
断固反対!!
ドリルの作成者が断固反対しても説得力ない。
とりあえず点数を取れるとうれしいし,やる気も出る。
知識をたくさん持つことは悪いことではない。
その知識の裏付けをあとからやっていけばよいのではないか。
ということで,知識先行・理解後付けの学習が化学では有効ということにしておく。
本当は,何も下準備なしに丸暗記はできないし,そこは少し工夫してあるんだが,内容は企業秘密ということで・・・
「魔法」の意味は,そのドリルを試験直前にやると,試験当日はまるで魔法にかかったかのように解答がスラスラできてしまうということ。数日たつと魔法がとけてしまうこと(笑)から名がついた。
要するに「短期記憶」にすぎないのだ。
これを長期記憶にするのが時間のかかる作業。
世の中簡単にはいかないのである。
魔法のプリントを入手したい人は入塾を。(←結局宣伝か!)
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