[2019年8月17日]
ウチの塾はあまり講義形式の授業はせず,演習させることが多いです。
新規入塾の生徒には,必ずその演習を体験してもらって,入塾するかどうか判断してもらっています。
判断基準は人によるでしょうが,およそ「たいくつだった」のか,「あっという間だった」かですね。
ひたすら計算したり漢字書いたりは「たいくつ」でしょう。
ところが,それを短く感じるのはウチの塾に合っているからかもしれません。
一見たいくつな作業のようで,実は学力の根幹をなす最も重要なことをやっているわけです。
勘のいい生徒はそれがわかるので,たいくつとは思わず,自分の力になっていく実感が持てます。
だからウチの塾の演習でどんどん力をつけていきます。
たとえば,高校生に数学を教えていて,たまに質問に来る生徒がいます。
その質問内容の9割が「計算が合いません」なのです。
そういうものです。
計算できるかどうかだけの話。
で,計算力は演習で身に着けるしかないのです。
高校の国語,特に現代文は世の中でちゃんと教えてもらえる塾がほとんどないと思います。
ウチの塾はめずらしく現代文の演習や漢字を書かせたりもします。
現代文の得点力のベースはことばを知っているかどうか。
それは,多く現代文にふれて,慣れていかないと身に付きません。
意識的に日本語をちゃんと読んで,ことばを調べて使えるようにしていく。
そういう訓練をしっかりやらないと,いつまで経っても得点力は上がりません。
逆に,そういう訓練を地道にやっていくと安定して点数が取れるようになっていきます。
実は,その基礎的な計算力や語彙力は高校入試の段階でほぼ勝負ありです。
だから,高校の上位校から難関大に多く入り,ボンクラな高校に入ってからいくら頑張ってもなかなか学力の逆転は起こらないのです。
むしろ高校でどんどん差が広がります。
少しでも高校入試の時点でしっかりとした学力の基礎をつくりましょう。
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