[2019年8月20日]
スポーツクライミングの五輪代表に内定した野口さん。
とりあえず,本番にむけて準備期間が1年あるので,頑張ってもらいたいものです。
ってか,実はスポーツクライミングについては,ほとんど全く何もわかっていないのだが・・・
NHKのインタビューに答えているのを聞いて,さすがにメンタルがしっかりしているなあと思った。
3種目あるうちの,最初の種目は7位と出遅れたように見えた。
ところが,本人は,その種目が得意でないので,全く気にせず,得意種目のボルダリングでしっかりやることだけに集中できていたのだ。
そのとおり,ボルダリングは1位で,そのまま最後の種目もしっかりやって銀メダル。
こういうのって,入試の時の心の状態とよく似ている。
最初の科目で「失敗」すると焦って次の科目も手につかず,実力が出せずに不合格というのをよく耳にする。
実は,最初の科目は「失敗」ではないのだ。
得意でないのだから,点数が取れないのが実力。
自分を過大評価して,60点取れたらいいのに80点取ろうと思ってたりする。
で,実際60点くらいだと,大失敗した気持ちになる。
それで,得意科目で本来なら70点取れるはずのところを,焦って90点取らないといけないと思い,結局ミスして50点しか取れないとか。
そういうのも失敗と言わない。
焦るのも実力なのだ。
メンタルをしっかりして,ちゃんと自分が取れる最高の点数を獲得していく。
それしかないのに,できもしないことをやろうとしてしまう。
いろいろな状況を把握する力=それが実力なのだ。
そういう意味で,入試って実力どおりの結果になる。
受験生のみんなは,そこをよく理解すべき。
当日,どんな気持ちで受験できるか。
そのことばかり考えても考えすぎることがないくらい,多くの受験生はそういうメンタル面が弱いために撃沈していく。
ほんと,スポーツと入試って,メンタル面では同じと言ってよい。
特に,オリンピックは4年に1度なので,より精神的な強さがないと代表にもなれない。
ぜひ,代表になった選手のメンタルを受験生諸君は参考にされてはどうだろうか。
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