[2019年8月30日]
そもそも「入試で1点きざみで合否が決まるのはおかしい」と言いはじめた人がいて,おかしいのはその人の頭の方。
で,1回のテストで決まるのもどうかとか・・・
それで共通テストが生まれたわけだが,結局は当初の目的?は全く果たせず,迷走しまくっていて,まだこれから一波乱あるかも。
賢く判断できる受験生は,あまり制度上のことは気にせず,まっとうな学力をつければよろしい。
だいたい,国公立大って,本当にちゃんと学力がある人は必ず合格するようにできている。
これがわかっていない人が多すぎ。
特に学校の先生,誰もわかってないと思いますよ。
たとえば,阪大の外国語学部。
センター試験が150点で,2次の配点は500点もある。
500点のうち300点が英語だったりするので,センターで少々点数が低くても,2次の英語がバッチリ取れる人は必ず合格するわけ。
実は,2次の配点が多くなくても,ちゃんと合格するようにできている。
仮にセンター600点,2次200点という配点だとしよう。
センターでボーダーラインから100点も低いと絶望的?
そんなことはない。
2次で抜群の答案を書いた人は必ず合格します。
そいつの得点を200点にして,センター試験がよくてもその抜群の答案を書いた受験生よりもショボい答案の生徒が落ちるように配点すればいいだけなのです。
いいですか,大学入試の2次なんて,配点は答案を見て決めるのです。
合格させたい人が合格するように配点するのですよ。
だから,2次に強い人はよほどセンターが0点に近いとかでない限り合格します。
センター試験の1点や2点は,あまり関係なかったりします。
実際,以前も書きましたがウチの塾で国立大にボーダーから100点ばん回して合格した人が2名いました。
2名とも地学で受験して抜群の内容だったはずです。
その合格は奇跡ではなく必然なのです。
逆に,そんなに抜群の秀でたものを持たない人たちは,センター試験でほぼ合否が決まります。
2次試験は,絶対落としたい人,絶対合格させたい人を分類するための試験。
その他大勢は,センター試験の順に合格させればいいのです。
で,先日書いた国語や数学の記述部分や英語の検定試験みたいな部分はごく一部。
他の多くの部分は良問で,ちゃんとした学力を測定してもらえるので,だからこそまともな学力をつけたモン勝ちなのです。
安心して勉強に励んでください。
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