[2019年9月2日]
今年の高校別東大合格者数ランキング
なんと、1位から5位まですべて「男子校」です。
トップ10でも7校が男子校で女子校が1校。
共学は2校しかありません。
男女「別学」には、学力を伸ばす面においてかなり有利なことがあるようです。
カンタンに言うと、いらんこと考えずに勉強に集中できるということがあるでしょう。
異性に気をとられずに集中できるとか、生徒のメンタル面もそうでしょうが、実は教える側のやりやすさの方が重要なのです。
よく、女子のほうが理数が苦手というのがあります。
これは、同じように教えると男子が優位になるというだけで、本来女子の頭が悪いというわけではない可能性があります。
実際、化学で「モル」というのが出てきますが、「モルがわかりません」と言ってくるのは圧倒的に女子が多い。
そして、一般にですが、高校の理科の先生は男性が多い。
教える男性の教師には「モルがわからない」というのがわからないのです。
だから、共学でも男子校でも、「モル」は容易に理解できるものとして授業が進みます。
女子の多くは脱落していきます。
結果、男子校ではそのままハイレベルの授業にスムーズに行けるのです。
共学だと、理解できない女子が足を引っ張ります。
男子校の方が圧倒的に高学力層を伸ばしやすい。
一方、女子校なら打つ手があるのです。
みんなどうせ「モル」がわからないので、ちゃんとわかるように丁寧に教えることが可能です。
男子と女子では、脳の構造的に異なる部分があるのかもしれません。
それぞれに適した教え方が存在するわけで、男女別学の方が学力的に優位だというのは定説です。
学力をつけることだけが高校の目的ではないので、男女仲良く楽しく過ごすことを重視する人は共学がおススメです。
一方、そうまでしてでも東大や京大、医学部などに行きたい人が男子校を選ぶケースも多いのです。
大阪の男子校のうち、星光学院は超ハイレベルですし、清風や明星も国公立上位に多数合格します。
興国も以前紹介したように、京大に合格者を出すまでになっています。
唯一、東大阪大柏原だけは、スポーツで頑張っていただくということで・・・
今年、巨人にマジックを点灯させたホームランを打った石川選手とか、寛平ちゃんなどが卒生ですね。
でも、高校の名前に「東大」と「阪大」が隠されていることに誰も気づいていない・・・
関大北陽→関大付属になった北陽高校
龍谷大平安→龍谷大の付属になった平安高校
東大阪大柏原→東大阪大の付属・・・ なわけないか。
ちなみに、関西大倉も、関西大付属の倉高校ではありません。
ここは男子校をさっさとやめて営利主義に・・・