[2010年7月6日]
卒業年限を迎えながら留年する学生が全国の大学で少なくとも7万9000人いると推計されることが、読売新聞の「大学の実力」調査で明らかになった。
大学の回答数からすると,全大学では10万人にのぼる可能性も。
みんな甘く考えすぎだ。
本当に実力がないと就職できないのだ。
甘く考える人の発想はこうだ。
大学が国立でなくても無名大学でもどこでも実力さえあれば就職できる。
たしかにそうだ。でも,無名大学で実力のある人はほとんどいないことに気づくべきだ。
関西なら実力のある人は国公立大学に集中している。
関関同立でも上位層は実力があるが,中位以下はそうでもない。
まず,大学入試の時点で,きっちりと実力をつける心構えが試されているのだ。推薦入試とか内部進学で「うまく」有名大学に入ることを考えている時点で,本当に実力をつけるという発想から逆行しているのだ。国公立大学は実力をつけるしか入学の道がないので,おのずとまじめに勉強して実力をつけることになる。(一部にAOとかあるが,国公立のAOは私立と違ってホンマモンの特技を持っているなどでないと合格しない。)
だから,大多数が甘い考えの人で占められている大学に入ったら,みんな危機感もなしに3年次まですごし,3年次に自分に実力のないことに気づく。そのときあわてても,過去に(大学入試時)実力をつけた経験がないのだからどうやっていいかわからない。
大学入試をきっちりくぐって来た連中は,実力のつけ方を知っており,試験へ向けての準備を成功してきた経験があるので,なんとか就職試験にも対応できるのではないか。
大学入試でほぼ決まってしまうのです。
高校生諸君はもっと真剣に自分の人生を考えるべきなのだ。
今が楽しいということは将来が不安ということ。
いまこそしっかり実力をつけるべき時なのだ。
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