[2019年9月18日]
以前からのブログ読者はご存じでしょうが,ちゃんと過去ブログをチェックしていただいていない方には衝撃の事実。
中3の実力テスト対策講座の案内にも書いてありますが,この10月〜11月の中学校で実施される実力テストは,私立高校の合否に使われます。
案内書には私学の高校入試に「大いに関係してきます」と書いてあります。
実力対策講座申込書928
でも,本当は「合否に使われます」なのですよ。
これを書くと叱られるのですが(誰に?),公立中学校で実施する実力テストの成績が,私立高校の合否を決めるのです。
具体的には,たとえばA高校は実力テストの校内平均点のプラス10点で合格,B高校はプラス30点で合格などと,高校によって基準が決まっているのです。
それで,基準をクリアしている生徒が出願すれば合格します。
中学校も高校も,絶対に「確約」という言葉を使いませんが,実際上は確約です。
確約されれば,当日に少々失敗しても合格できます。
ただ,同じ高校で複数のコース分けがある場合,当日点を取らないと上位コースに入れなかったりします。
逆に,その基準点に満たない生徒が受験した場合はどうなる?
その場合,ちゃんと当日点を取れば合格します。
ただ,大失敗すると落とされるかもしれません。
合格の確約してもらってないですからね。
どの私立高校を受けるかの面談が各中学校で11月末から12月にかけて行われます。
希望の高校の基準点に1点でも足りなかったら,中学校の先生は「その高校は無理だから他の高校にしなさい」と言います。
実際は,さきほど書いたように,受けて点数を取れば合格できるのですから「無理」ということはありません。
実際,ウチの塾では,「無理」と言われた生徒でも,実力がちゃんとあると判断できれば受験してもらっています。
具体的には,関西大倉で総合コースも無理と言われた生徒が特進で合格した例があります。
龍谷大平安に「ゼロパーセント」と言われた生徒が合格したこともあります。
ですが,ちゃんと落ちた人もいます。
その場合,実は1.5次入試と言って,受験機会は他にもあるので,チャレンジしてよかったということになるのです。
とはいえ,実力テストの基準をクリアしておくほうが話がめんどくさくなくてよいですね。
さきほどの「ゼロパーセント」と言われた生徒は,受験して合格した後も,担任の先生から嫌がらせを受けていました。
そういう,パワハラを受けることを避けるためにも,実力テストで点数を取れるようにしっかり頑張ってもらいたいのです。
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