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尾崎塾
富田教室

[2019年10月14日]

正しい情報

あちこちで河川が氾濫しました。

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いろいろ報道されていますが,テレビ朝日の情報は信じない方がいいですね。

さっきも,女性キャスターが「いつ,どこで,どんな災害を受けるかわからないですね」と言っていました。

何も考えずに,テキトーなことを無責任に発言しています。

こういう河川の氾濫は,

いつ→大雨のとき

どこで→河川の周囲

どのような→見てのとおりのような

って,決まってるんです。

しかも,今回は数日前からこうなりそうだと気象庁は予報していました。

これで逃げずに被災する方もどうかしています。

それで,報道を見ていると,「これは地球温暖化の影響です」などと結論づけたりして。

いやいや,温暖化のせいで人が亡くなったりするのではないです。

今回亡くなったほとんどの人,あるいは,昨年の岡山の水害もそうですが,原因は「逃げなかった」からです。

それを,温暖化にすりかえる報道をすることで,これから先に助かる命も助からないかも。

ちゃんと逃げるように仕向ける報道をするべきではないでしょうか。

ついでに地理の勉強をしましょう。

河川の周囲を,地理用語で「後背湿地」と言ったりします。

その意味わかりますか?

河川は,堤防の周囲にあふれ出て洪水を起こすものなのです。

そして洪水が起こると周囲はしばらく水が引かずに湿地になります。

それを,人間が住めるように改造して無理やり田畑にしたり住んだりしているのです。

ですから,大雨が降ると,堤防の外に水が出て,後背湿地を満たすのは当然のことです。

しばらく水が引かないのは当たり前です。

そういう場所に家を建てて住んでいることを知っておかないといけません。

これ,学校では地理ではなく地学を履修するとよいと思います。

地理の先生は表面的なことしか知りません。

地学の方が科学的に防災につながる勉強ができそうです。


想定を超える雨が降ったという報道も大ウソです。

河川の堤防をあふれさせるような大雨は,過去に何回も降っているのです。

このたった100年の気象観測では降っていなくても,1000年,2000年の単位でみると,必ず起こる現象です。

そんなこと常識だと思うんですが・・・

そんな場所に住んでいて,大雨が降る予想なのに逃げない。

災害を温暖化のせいにしてはいけません。


あともう一つ。

特別警報というのが出るようになりました。

これ,意味わかってますか?

「これから人が死にます,ってか,すでに死んでます情報」と言い換えられるのです。

その時点で後背湿地にいたら,もうアウトってことです。

早めに避難しましょう。


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