[2019年10月16日]
神戸の小学校で,先生が先生をいじめていた件。
市教委に文科副大臣が原因究明と厳正な処分を求めたというニュースがありました。
これが全くもって,こういう問題の解決に向かわないどころか,もっと見えなくなる第一歩だと指摘しておきます。
世間の人,マスコミも含めて,完全にだまされているのです。
ひょっとして,この副大臣も本当のことを知らないのでは?
その本当のこととは?
いいですか,教育委員会というところは警察でも裁判所でもありません。
教育委員会は学校を守るためのシールド,隠れ蓑なのです。
どうしてみんな気づかないのでしょう。
そして報道もされません。
でも,考えたらわかるでしょう?
今回の件,教育委員会は当該の加害教諭の氏名を公表していません。
話の内容から,加害教諭は刑事事件としても立件できそうな悪質な行為をしています。
通常なら,その「犯人」の氏名が公表されて,マスコミによって糾弾されるわけです。
ところが,学校や教育委員会は決して公表しません。
なぜなら,その加害教師たちを守るためなのです。
今回はかなり大っぴらに報道されてしまったので,とりあえず「厳正な処分」をするはずです。
世間は厳正に処分してくれたら,それでOKと思ってくれたりします。
ただ,教壇に立たないまでも,氏名は公表されていないし,何か別の仕事に就くことはできるでしょうね。
まあ,数年経てば今回の件などみんな忘れていますし。
へたすると,教員免許をはく奪されずに,数年経てばどこかで教壇に立っている可能性もあります。
マスコミはしばらく経つとこの話題を取り扱わなくなります。
教育委員会は「厳しく処分しました」と言いつつ,停職とか謹慎とかの処分に留める可能性がありますよ。
それくらい,教員に対して甘いのです。
学校も教育委員会もグルだと思って間違いありません。
通常,会社で不正があると,第三者委員会を立ち上げて調べるような話になります。
学校で不祥事があると,第三者委員会など絶対に入れません。
教育委員会が第三者のフリして出て来て,原因究明と処分までしてしまうのです。
そして,その教育委員会は学校に甘い甘い,お友達なのです。
教育委員会が学校を守るのは,教育現場がそういう体質だからです。
もしも教育委員会がなかったら,いきなり警察が入ってきます。
学校には警察は入れないというのが,この業界のお約束。
生徒はそれで守られているので,何も悪いことではないと思っています。
生徒が近所の店で万引きします。
店は学校に連絡してきます。
すると,学校の先生が飛んで行って,先生が店に謝るわけです。
「もう,このようなことがないように厳しく指導しますので,今回は許してやってください。」
そうして,生徒は少年Aとか少女Aとして新聞に載ることもなく,学校で怒られておしまい。
生徒は,学校に守られているのです。
同じことが,学校の先生にも適用されます。
学校の先生が何かすると,学校が守ります。
今回のように大ごとになると,教育委員会が守ってくれるのです。
学校の教師は学校と教育委員会に二重に守られているのです。
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