[2019年10月24日]
昨日のブログに出てきた「地上波」のように,本来は地上付近を飛び交う電波だけだったのに,BSなど宇宙経由の電波が出てきたために新たに名称を導入したような事例をレトロニムといいます。
たとえば,固定電話とか。
まさか,電話が携帯できるとは思ってなかったわけで,電話といえば家やオフィスに固定されているモノでしたね。
懐かしい白黒テレビ,白黒写真とか。
最近では,消えないボールペン?
我々の業界だと,マーク式が出てきたので記述試験という名称が発生しました。
「和訳しなさい」→記述対策しないと!?
昔は試験はえんぴつで文字を書いて提出するものでしたから,記号や番号を塗る試験など考えられなかったわけです。
それで,マーク式だと測れない学力があるというので,無理矢理記述式を大学入試の共通テストで導入するというのはどうなんでしょうか。
多数の答案を採点するのに便利なマーク式は共通テストにピッタリなのに,ちゃんと採点できない記述式を入れるとお荷物なだけだと思いますね。
昔の黒電話を携帯して歩いているようなものだと気づかないのでしょうかね。
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