[2019年11月2日]
大学入試,共通テスト,英語民間試験の延期。
これを受けて,「はらわたが煮えくり返る」などという公立高校はどうかしてますね。
そんなに怒ること,何もないです。
最初から無理な話だから,どこか中止や延期になるだろうという予測もありながら,一応準備をしておくというスタンスが正しかったのだろうと思います。
だから,延期と聞いても,「あっそうですか。」で済む話。
はらわたが煮えくり返ってるのは,これで大儲けしようとしていたBネッセさんくらいでは?
日比谷高校の校長がアホなこと言ってたようです。
ちゃんと準備してたのに,どーしてくれるのだと。
いやいや,日比谷高校の生徒さんは賢いので,民間試験用に何も準備してないですよ。
普通に勉強していたら,民間試験などカンタンにクリアできます。
どこかの塾の先生がテレビに出てました。
塾としても準備していたので,全部が無駄になるわけではありませんが,残念とのコメントをしていました。
民間試験対策講座などと称して,塾生を集めたら,そこで儲けるチャンスだったのにね。
ただ,民間試験対策などする必要があるのかどうか。
要するに,スピーキングやリスニングを練習するってこと?
本来は,学校でスピーキングをやるべきなのです。
そして,その成績を大学入試に使えば何も民間の手を借りなくてもいいはず。
ところが,大問題があって,高校の英語教師の何パーセントが英語をちゃんと喋れるのでしょうか。
たとえば,fine thank you とちゃんと発音できる英語教師って,10人に一人もいないと思いますよ。
まず,文科省がすべきことは,まともに発音できる英語教師をつくることです。
あと,共通IDというのを取得する話ですが,ここでも超頭の悪さを露呈しています。
あんなのマイナンバーでいいでしょう。
何のためのマイナンバーなのか。
こういうときに使えるから便利なマイナンバーなのに,どうして新たに共通IDとかいうのをつくる発想になったのか皆目わかりません。
このように,文科省主導でやる教育改革は,全くトンチンカンなので,そんなのにイチイチ付き合う必要はないのです。
英語は,将来英語を使うために勉強するのです。
決して入試のために勉強するのではないのですよ。
その大前提がずれているから,しょーもないことに振り回されるわけ。
はらわたが煮えくり返る先生は,それが全くわかってないので,教員失格ですね。
将来,大学で英語を使って勉強するわけですから,そのためにしっかりとやっておきましょう。
ちゃんとした英語の学力があれば,大学入試ではそれを測定してくれるので,何も問題なく点数が取れます。
数学も理科も全部同じですよ。
将来必要な学力をちゃんと作っておくのです。
すると,大学入試でそれを評価してくれて,大学には入れるのです。
決して大学入試で必要だから勉強するのではありません。
そこんとこ,ヨロシクです。
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