[2010年7月8日]
東京都が「活字離れ」対策に取り組み始めたらしい。
知事も副知事も作家だからか?
対策といっても,どうするのだろう?
そもそも,活字離れとは何だろう?
こういったネットのフォントは活字ではないのか?
先日発売されたiPadに代表されるように,時代は電子化されていく。漢字が書けなくても読めればいい。書けなくとも選べればいい。おそらくすごい勢いで電子書籍が増えていくが,紙の上の活字に戻らなければならない理由はどこにあるのか?
一説には,言語技術を磨くために必要だとのこと。
本当か?幻想ではないのか?
電子化した教材で,もっと効率良く言語技術を開発する方向で研究する方が建設的ではないか?
日本は国際比較で国語力が劣っているとのこと。
本当か?国語力って国際比較できるものなのか?
本当かどうかわからない理由で,将来あるこども達の教育の方向性を間違えてはいけない。
これは私の仮説。
日本のこども達にPISA型の学力がないとか言語技術がないとすれば理由は一つ。教育,特に公教育の教育技術が稚拙だから。
どんな社会状況の変化にも柔軟にかつ適切に対応できる,そういう高い教育技術を持つ教員を増やすのが大切だ。
方法は簡単。そういう教員の給料を高く高くして厚遇すればよいのだ。
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