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尾崎塾
富田教室

[2019年11月11日]

一芸に秀でる

いやあ,周東,すごいですね。

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何のことかわからん人も多いでしょうが・・・

野球選手は,昔から走攻守三拍子そろった選手がいいとされてきました。

ですが,実際にはイチローのようにちゃんとそろっている選手は少ないもので,打つけども守備がヘタとか,足は速いけど打率が低いなど,いろいろな選手がいます。

そんな中,足が速いという特徴だけで全日本の代表選手になったのがその周東選手なのです。

それで,今日の試合,代走で出て二盗三盗。

それだけでもすごいのに,源田選手の微妙なバントで一気に生還。

日本のプロのレベルというより,世界的に異常に速いという感じですね。

こういうのを一芸に秀でるというのです。


実際の社会でも,なんでもソツなくこなす人も大切ですが,何か一芸に秀でた人の方が大きな仕事をする気がします。

そこで,いつのころからか,大学入試でも「一芸入試」というのが流行り出しました。

ところが,本当に一芸を持っている生徒など,全国にそんなに多いはずもなく,実際にはナンチャッテ芸程度でも合格してしまう入試になっています。

でも,気を付けてください。

たいしたレベルでなくても合格するのですが,そのレベルにさえ遠く及ばない人が一芸入試に志願しがちなのです。

よくあるのが,「得意の英語を活かした入試」とか。

英検2級とかでは英語が得意とは言いません。

ですが,本人の中では数学や理科より英語が「得意」なのです。

まあ,三流大学ならそれでも合格可能ですが,誰もが行きたいと思うような大学なら,それなりのレベルが必要なのです。

一芸の一種で昔からあるスポーツ推薦を考えたらわかります。

たとえば,早稲田や慶応なら全国優勝レベルでないと厳しく,悪くてもベスト4のレベルだというイメージ。

関関同立でも全国大会上位でないと厳しい。

これを英語に置き換えると,英検2級だと府県大会でベスト16くらいのイメージではないでしょうか。

それだと産近甲龍でも合格できません。


特技だと言える目安は自分の通っている学校です。

少なくとも学校で一番だと言えるモノが特技と言えるかもしれません。

クラスで上位とかのレベルだと,世の中には腐るほどいるということですよ。

自分のことを客観的に評価できないという時点で,合格不可能なのです。

よく考えて,いや,よく誰かに相談して出願するかどうか考えてみてください。



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