[2019年11月20日]
共通テストの採点業務をベネッセがやるという,どう考えても不公正なことになっている。
それを強引に進めたのは文科省なのに,それでベネッセがお金もうけに利用していることに抗議するとは?
民間企業に委託するということは,民間企業がお金儲けするということ。
ベネッセも,せっかく採点業務をやるのだから,そのノウハウを受験業界で有利に使うのはあたりまえ。
文科省がそもそもやってはいけない民間利用をやったのが全てのはじまり。
先日,なんとか英語の民間試験利用が延期(実質中止)になったが,まだまだもっとおかしなことがあるのだ。
国語や数学の記述式導入。
どう考えても意味がない。
50万人もの答案を2週間で採点するには,超ウルトラカンタンな問題にするしかなく,それなら記述させる意味がそもそもない。
数学は途中の論理を書かせないと意味がないが,それを採点することが不可能なので,結局は穴埋め的な出題になる。
そんなの記述と言わないし,意味がない。
どこをどう考えても意味がないことを強引に進めようとしていたが,もうそろそろ限界だろう。
ベネッセの私企業としてのモラルがダメということで,すべてをベネッセのせいにして文科省は記述式部分の導入を「延期」するつもりだろう。
みごとにベネッセは梯子をはずされたことになる。
これも文科省のズルいやり方で許せるものではないが,意味のない試験が行われるよりはマシなのでそのままスルーされそう。
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