[2019年11月26日]
定期考査にノート持ち込みアリという話。
大学では辞書持ち込みアリのテストがありましたけどね。
(辞書の余白に小さい字でたくさん書きこんだのは内緒)
ちょっと前に話題になったのは,東京の学校で校則をなくしたとか,定期考査なくした中学校。
これも,ある程度生徒の質が高く,先生のレベルもそろっていたからできた話。
大阪だとどの学校でも収集がつかなくなって学校が破滅するでしょうね。
要するに,大阪の教員の質が非常に低いので,キツイ規則で縛らないと言うこと聞いてもらえないのです。
だから進路指導も生徒にウソついて,先生の言うとおりにしないとトンデモなことになると信じ込ませています。
ちょうど中3生諸君は受験する私立高校の懇談時期です。
●●高校は「無理」とか,□□高校は「可能性あり」などと言われます。
「無理」と言われる学校も,可能性70%〜80%以上ある場合が多いのです。
でも100%でなければ「無理」というウソを言うのが中学校の担任です。
不本意な学校に決めさせられそうになったら,とりあえず面談では「保留」して帰って来てください。
12月の何日までに決めなさいとか,「締め切り」とか言うのは全部ウソです。
そんな期限を決める権利は学校になく,年明けに決めても何の問題もありません。
各高校が定める出願締め切りが本当の締め切り日です。
そして話を保留して塾に来て相談してください。
実際の可能性をだいたい言えると思います。
さて,定期考査って,何のためにあるの?
これこそ100%学校の成績をつけるためにあるのです。
決して生徒の学力アップのためではなく,合否を決めるためでもないのです。
たとえば,模試は,学力を測定すると同時に勉強になる問題が含まれています。
模試は教材として有用で,しっかり復習するとその単元の内容がよく理解できるような問題が混ざっています。
一方,入試問題は昨日書いたように,合否を決めるために,何点取るかの競争試験です。
入学させたい生徒が高得点になるようにつくられています。
定期考査は学校の成績をつけるためのものです。
生徒の学力を測定するわけでもありません。
たとえば,先日見たのはある競馬の騎手を答えさせる問題。
これは何のための問題かというと,おそらく競馬好きの先生が授業中に余談として話した中に出てきたはずなのです。
すると,先生の話を聞いていた生徒は得点でき,聞いていなかった生徒は不正解になります。
先生の話を聞いていた生徒がよい成績になるようにしているわけです。
先生の好む生徒が上位にくるように成績をつけるための試験が定期考査です。
そう考えると納得のいく出題がたくさんあるのではないでしょうか。
究極の定期考査対策は,先生の話をしっかり聞いて,先生に好かれるようにすることです。
塾でいくら勉強をしても,授業態度や提出物がダメだとよい成績がつきません。
たったそれだけの話。
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