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尾崎塾
富田教室

[2019年12月22日]

過去問演習考

自分の受験する高校や大学の過去問をいつやればいいか,悩んでいる人がいます。

未習の分野があったら,どうにもやりにくいですね。

逆に,全部習った直前期だと,ギリギリで不安?


ウチの塾では,授業であまり過去問演習を扱いません。

各自で,自分に合った時期にやってもらったらいいと思うからです。

後で述べる国公立大の2次試験以外は,あまり過去問演習を重視していません。

そもそも,過去問演習をして,出題の形式に慣れておかないと対応できないような,特殊な形式ってありますか?

まあ,出題校によって「特色」はあっても,見たことないような奇抜な形式の設問はまず出題されません。

いつでも入試問題は,受験生の学力を測るために作られますから,逆に言うとちゃんとした学力さえあれば点数が取れるのです。

学力がないのに形式の練習ばかりするって,頭悪いと思いませんか?


ただ,時間配分の練習はした方がいいのです。

実際の入試では自分が解いている最中に,今何分くらい使ったか把握して,急ぐべきか,じっくり考えるべきかの選択をします。

最後に見直しの時間も残したい。

そういう時間配分の練習をするために,過去問を使ったり,別の問題でもいいですから,これからの時期は時間を測って演習したいものです。

それから,過去問演習をしすぎると逆に新傾向になった瞬間に破綻する人がいます。

少々,形式が変わっても対応できるのが本当の学力です。

過去問と違った形式になって,頭が真っ白になって不合格というのは何ともカッコ悪いです。


過去問演習で怖いのは,その解答・解説です。

出題校が解答を発表していれば,それが正解ですが,そうでない場合はどこかの先生が解いてそれを正解として載せています。

また,解説が的外れな場合もあるのです。

おそらく国語の解答・解説など,先生によってかなり異なったものになると思われます。

作文系の問題も,自分の解答が何点くらいもらえるのかわからないと思いますね。

そんなときに役に立つのはウチの塾です。

いつでも持ってきてください。

img1
以前に書いたと思いますが,国公立大を受験する予定の人は,過去問を解かないでください。

勝手に解いたら,せっかくの教材を無駄にする可能性もあります。

国公立大受験者はセンター試験の自己採点をして出願校を決めます。

その後で,実際に受験する大学の過去問演習を塾でやります。
(別料金になりますが,受講して損はない,ってか受けないと損だと思っています)



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