[2020年1月14日]
いよいよ,令和初で最後のセンター試験がこの土日にせまってきました。
初で最後の?
そう,来年からは「共通テスト」と名前が変わります。
よく,入試制度が変わるので,今年は絶対に浪人できないなどと言う人がいます。
それ,全く意味不明です。
試験の名前が変わるだけで,他に何も変わりません。
ちゃんとした学力があれば,優先的に入れてもらえる,その試験が入学試験です。
ただそれだけです。
学力測定に模試が使われますが,あれは正しく学力を測定しているとは思えない部分があります。
それを元にした判定など,さらに無意味です。
特に国公立大を考えている人は,まずセンター試験で点数を取ることです。
センター試験を受けた瞬間に,模試の判定など宇宙の彼方に吹き飛んでいきますから。
それで,もっと気を付けないといけないのがセンターリサーチの個人帳票です。
センター試験の点数を元に,またまた「判定」がくっついてきます。
これこそ全く無意味な判定なのです。
必要なデータは,すでに取った点数と例年の合格最低点との差です。
それが取れるかどうかだけに絞って考えないといけません。
ところが,そのアドバイスができる人は世の中にめったにいません。
学校や予備校にはまずいません。
君たちの模試の成績では2次試験の得点力はわからないのです。
ところが,ウチの塾生はそれを把握している人がいるわけで,センター後にそのアドバイスを元に出願校を決定でき,さらに的確な指導を受けられます。
幸せですね。
これ,どんな大手の予備校でも無理なのです。
予備校は各科目の先生が進路指導することもないですし,あったとしても,複数科目の力は把握しようがない。
チューターと呼ばれる担任業務している職員も,その学力把握ができているわけないのです。
センター試験が終わったら,学校や友人にも相談しないのが最善です。
つまらないウソの情報を聞かされるだけです。
親御さんも気をつけてください。
特に,国公立大で地方の大学を受けるかどうか,あるいは浪人を視野に入れるかどうかの話をするときは,本当のことを言ってください。
「お金がないから国公立」とか「お金がないから浪人はダメ」というウソを,今まで多く聞きました。
そいういうご家庭の子が,浪人して,結局私立大学に行って,それでもちゃんと就職する例があるのです。
親御さんの浅はかな策略はやめてください。
お金がないから国公立と言えば,頑張って学力つけて「世間体のいい国公立」に行ってくれるかも。
あるいは,お金がないから浪人はダメと言えば,合格するかどうか心配で心配で,それに耐えられない日々から「親が解放される」のを望んでいたりします。
親の世間体や精神の苦痛回避のためにウソをつくのだけはやめてください。
大学はお金がない人が行くところではありません。
お金がないと百万回唱えても,合格可能性は1ミリも増えません。
大学は「お金がない」人が行くところではなく,「学力がある」人が行くところです。
そこのところを間違えないようにしてください。
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