[2020年1月28日]
昨夜はすごい風でよく眠れなかった人も多いのでは?
そして,大阪では1月というのに気温19℃まで上がりました。
記念に天気図を保存しておきましょう。
まあ,めったに見ることのないような長い閉塞前線が南海上に。
ここでは,寒冷前線が温暖前線に追いついて,南側の寒気がもっと冷たい北側の寒気に乗り上げています。
さらに,その上には暖気が押し上げられていて,非常に複雑な状態になっているわけです。
こうなると,さすがのスーパーコンピューターも計算不能でして,予想が全国的にはずれまくっています。
天気予報の的中率は,昔と比べて格段に向上しましたが,今回のようなレアなケースでは,そもそも計算に使う元データが不足していて的中できないわけです。
そうなのです。
昨今は,天気予報はすべてコンピュータの計算に頼っています。
気象予報士が予報していると思っている人がいますが,全く違いますよ。
予想天気図を描くのはコンピュータであって,それを少し長年の経験で補正しているのが気象台の職員です。
テレビに出ている気象予報士はそれと違う独自の予想などできないのです。
ところで,逆に模試の判定はコンピュータがやっているように見せかけて,かなり人力でやってます。
統計データよりも過去のランクを重視していたりもします。
恣意的要素満載なのです。
要するに,未来を予測するというのはコンピュータでも人力でも限界があります。
情報を鵜呑みにすることなく,確率を考えながら賢く判断・利用することが大切なのです。
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