[2020年2月3日]
今日は節分ですね。
豆まきしましたか?
本来,節分は立春の前の日だけでなく,立夏や立秋,立冬の日の前の日も節分です。
ところが,春の節分は特別なのです。
なんと言っても,明日から1年が始まるのですから。
そうでしょ?
春夏秋冬と言いますが,冬春夏秋とか夏秋冬春と言いません。
春が明日からはじまって,イコールそれは1年の始まりなのです。
実は,天文学では春分が基準の日です。
つまり,太陽の位置は春分の日が0で,1年かけて黄道を一周します。
黄道ってわかりますかね?
天球上を太陽が通る道です。
天球?
中学の理科では習いませんでしたか?
だいたい,空間把握力のない人は苦手な分野ですが,大昔は天体の運行は日常生活と密接に関係していました。
だから,その日の太陽や月,惑星の位置というのは,ほとんどすべての人が把握していたのではないでしょうか。
今は上弦や下弦という言葉や,へたすると三日月も意味がわかっていない中高生が多い。
ましてや,宵の明星が見えているのに,それを金星と認識していない人のなんと多いことか。
1月2月などという月はその名のとおり天体の月です。
月の満ち欠けがだいたい30日周期なので一か月は30日なのです。
えっ?暦とか天体とか興味ない?
そういう興味ないと言い切るような人は,ウチの塾としてはお付き合いしたくないので,絶交しましょう。
それくらい,大切なことだと思いますよ。
暦とか二十四節気を把握して生活するってのは。
そういう人類の歴史の上に,今日の我々の生活があるということを忘れていては,よい未来につながらないと思います。
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