[2020年2月12日]
野村克也さんの敵は我に在りより,
「うまくやろうとするな」
この本には,金言が満載です。
その内容について書いていけば,ブログが3年分くらいかけそうですが,今回は1つだけ。
これは塾で教えていて,いつも思うことで,実は野村さんの考えが染みついているんでしょうかね。
問題を解くのに,問題集の解答書のように解くのが正解だと思う人が大半です。
えっ?そうじゃないの?
あんなスッキリした解答がいきなり書けるハズないのです。
実際の受験生なら,もっとドンくさく解きます。
なのに,解答書は大先生の書いた洗練された「模範解答」を載せてあります。
あれ,ホントに生徒にとっては「毒」です。
だから,塾では授業で,もっとへたくそな解答を教えます。
エレガントな解答は5時間かけても思いつかないかもしれません。
いや,天才はすぐに思いつくのでしょう。
でも,凡人には難しいので,もっと地道な解き方をすべきなのです。
自分で不器用だと自覚している人は,コツコツとできる範囲のことを積み重ねます。
入試ではかえって不器用な人の方が強かったりします。
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