[2020年3月11日]
9年って長いですね。
小学校6年と中学校3年が合わせて9年。
高校3年間と大学4年間に加えて大学院に2年行くと9年。
そんな昔のことなので,もう忘れてしまっている人がたくさんいます。
えっ?忘れてなんかいないって?
そうですかねー?
さすがにこの3.11が近づくとテレビや新聞で特集が組まれ,風化させてはいけないという話を見聞きします。
それが,1か月前ならどうですか?
東北のトの字も浮かばない日々を送っていませんでしたか?
ちょうどヒマな学生諸君は,みんな東北の沿岸を自分の足で歩いて見て来ればいいのです。
こう提案すると,「それ良いですね」とみんな口をそろえて言うくせに,実際に行く人はゼロ。
そういう神経の人は,いくら志望する高校や大学に合格したとしても,生き方を間違ってませんかね?
これは震災後1か月半後の仙台の一コマ。
2階まで津波にやられて,家のよこに船が流されてきてますね。
今日のあたりまえの風景は,いつどうなるかわからないのです。
ちょうど今,コロナの意味不明ドタバタで,あたりまえに行われていた行事がほとんどすべて中止になっています。
しかし,これは人間が勝手に中止にして自分で自分のクビを締めているだけの話。
ところが,震災などの自然災害はいつ自分に振りかかるかわかりません。
それに対する備えをすることが何より重要だと思います。
が,備えていないので冒頭の苦言となります。
1.17とか3.11の日だけ思い出してもダメなのです。
1年366日全部備えるように根本的に今の生活と人生を見直してみてください。
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