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尾崎塾
富田教室

[2020年3月14日]

日本史と地学

ブラタモリという番組がありますが,見たことありますか?

今日は先日ブラタモリでやっていた浜名湖あたりをブラっと周りました。

以前から行ってみようと思っていたところにも行きました。

img1
三ヶ日人の骨が発掘された場所

えっ?

三ヶ日人を知らない???

って,まあ,そうでしょうね。

でも,昔は教科書にちゃんと載っていて重要な人骨だったんです。

というのは,発見当初は洪積世の地層から出たということで,北京原人みたいな扱いだったのです。

ところが,その後の年代測定の進歩で,実は縄文時代だとわかって重要度が下がってしまったのです。

まあ,惑星から降格した冥王星みたいなもんですかね。

ですが,そういう人骨がどんなところで発見されたか,純粋に興味があったので行ってみたのです。

img2

そもそも,どうして発見されたかというと周辺で石灰岩が出るから。

それを採掘するときに見つかったのです。

石灰岩の他にチャートなどがあって,タモリの好きな付加体堆積物があるんですね。

それがそこの地形をつくり,文化をつくり,人骨発見とどこかでつながります。

日本史と地学。

社会科と理科ですが,実は密接に関係しています。

ものごとの本質をとらえるには,範囲を狭めて極めていくというイメージより,視野を広げて関連を調べるという方向性が大切なのです。




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