[2020年4月14日]
この休校期間に,各学校がどのような対応をしているか,学校による実力差が垣間見えますよ。
まず,関大高校ではグーグルクラスルームで授業をしているようです。
しかも,おそらくほぼ4月から実施される予定だった時間割どおりに!
だから,家庭科や体育も入っています。
これで,通常授業をやったというノリで単位認定するのでしょう。
ただ,これだと,本人が授業を受けていなくてもいけそうな気がします。
誰か替え玉で受講可能ですね。
これを認めてしまうと,その授業での成績が評定に反映し,その評定を使って入試にも関係します。
替え玉受験みたいなことになりかねません。
カメラで映すようなしくみがないとダメでしょう。
テレビ会議のシステムを使う手があります。
これだと,全員の表情も見られます。
有名なzoomですが,プログラムの脆弱性が指摘されていますが,どうでしょう。
急場しのぎにはよいでしょうが,少々お金がかかってもちゃんとお金を払って教育現場専用のシステムを国家をあげてつくるのがよいと思いますね。
早稲田摂陵はClassiを使う予定が,何やらトラブってうまくいってないようです。
機械に弱い学校なので,おそらくずーっとうまくいかないと思われます。
公立の学校でも,タブレットなどで授業が見られるようにしているところがあるみたいですが,ほとんどの学校は無理です。
お金の面で無理なのではなく,学校教員の意欲と能力的に無理なのです。
特に大阪は絶対に導入されない,あるいは非常に導入が遅れるでしょうね。
今回,たとえば某大阪府立三島高校の数学の宿題を紹介すると,
「センターの過去問やっとけ」
だそうです。
何も宿題など指示しない方がマシだと思うのですが,校長がアホなのか,「学力保障」すると言ってしまったのです。
だから,何かしないわけにもいかず,逆に生徒の足を引っ張りかねません。
この「学力保障」ですが,生徒保護者には伝えたし,HPにもアップされていたのに,今見ると消されていますね。
さすがにマズイと気づいたのでしょうが,黙って消すのは卑怯ですね。
公立中学校で,こりゃダメだと思ったのが「家庭訪問」。
感染リスクがあるから登校させない,出歩かないということなのに,完全に逆行しています。
誰か止める人いないのでしょうか。
同様に,この期に及んでも登校日を設定している学校があります。
学校というのは,先生が王様なので,先生が楽をするためには何でも許されるのです。
現場からは以上です。
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