[2010年7月17日]
梅雨の末期にはきまって各地で集中豪雨が発生する。
今回も何人もの方が亡くなったり行方不明になっている。
気の毒としか言いようがない。
岐阜の八百津町というところで土砂崩れがあり,3人が亡くなっている。
この八百津という地名だが,いかにも危険な地名だ。
津という字は「津波」もそうだし,「興味津津」のように「つぎつぎとわき出る」みたいな意味。八百は「八百屋」「八百万の神」のように「たくさん」を表す。
八百津町では「たくさんつぎつぎにわきでる」町なのだ。
何が?
それが鉄砲水だったり土砂崩れだったりするのだろう。
「水害が多いから危険ですよ」と地名が教えてくれているのだ。
このような危険地名は全国いたるところにあるので,そこを避けて住めばよいというものでもない。しかし,危険だと知って住むのと知らずに住むのでは大きな違いがある。危険だと思っていたら避難するのをためらわない。大丈夫だろうと思っていたら,そのうち逃げ遅れる。
ちなみに淀川が溢れたら,高槻市の大冠とかは水没する。
冠水するのだ。
茨木市なら南茨木の沢良宜とか高浜とかそのあたりまで水がくるのだ。
地名でそういった危険性が判断できるのは覚えておいて損はないだろう。
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