[2020年5月19日]
昨日に引き続き,美しい写真をお楽しみください。
【解説】
1つ目はシャボン玉です。
これがきれいに見えるのは,薄膜の干渉と言って,膜の表面と裏側で反射した光が強め合うからです。
その強め合う方向が色ごとにずれるので見る方向によって色が変わります。
2つ目は単に青い空と白い雲がキレイ,と見せかけて,よく見ると真ん中あたりが色づいています。(この画像じゃわからん?)
彩雲と言って,太陽光が上空の氷でできた雲で屈折して色づきます。
3つ目は美しい緑ですね。
葉っぱがなぜ緑色なのか知ってますか?
これは,光合成するために,赤色系の光を多く吸収しているために,不要な緑色を反射するからです。
緑と赤の関係を補色といいますね。
4つ目はきれいなお花。
花がなぜ色づくか。
いや,白いのもありますね。
これはさっきの話の裏返しで,葉は緑なので,それと違う色で目立つためでしょう。
誰に見てもらいたいか?
それは昆虫。
たとえば蜂だと,黄色い花を好むようで,花は自分の来てほしい虫の好むような色になっているとか。
美しい色には,いつも理科の知識が隠されています。
ちなみに,オーロラは太陽からの荷電粒子が地球磁場に捕らえられ,極上空に流れ込んで・・・
要するに,上空の酸素や窒素がエネルギーをもらって元素特有の光を放っています。
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