[2020年5月28日]
教育オンチの某知事が,夏休み10日程度にして土曜もやらないとカリキュラムが終わらないと言っていますが,十分に終えられますよ。
これは,たとえば三島高校のカリキュラムです。
高3生は週33コマで組まれています。
ただ,LHRや総合学習,体育など,受験科目と関係ない時間も多いので,週25単位くらい遅れていく勘定でしょう。
実質,この休校で6週くらいが消えたとして,150単位をどこでカバーするか。
夏休みを2週減らして冬休みを1週短くすれば3週分75単位はもどります。
残りの75単位を何とかすればいい。
実際,1月の入試までに授業可能なのは30週くらいでしょうか。
ただ,定期考査の週や祝祭日もあるので,25週だとしましょう。
すると,週あたり3単位復活できればOKです。
じゃあ,総合学習をなしにして入試科目の授業に充当すれば解決。
他に,6限で終わる日に7限目補講とかも使えます。
そもそもですが,標準単位(教科書を普通に終えるための時数)より多く設定している科目も複数あって,カリキュラムが終わらないハズないのです。
(例)化学の標準単位は4だが,高2と高3で合計6単位も設定されている。
まあ,そんな感じで,土曜に授業しなくても全然何とかなりそうですよ。
問題は教員のやる気です。
週あたりの本来の単位数よりたくさんの授業をするのは,ほとんどの先生は嫌がります。
おそらく教員側は,「カリキュラムが消化できない」と主張して大学入試の出題範囲を狭くするように訴えるでしょうね。
さて,どうなることやら。
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