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尾崎塾
富田教室

[2020年6月13日]

学校や他塾との違い

ウチの塾の「普通」は他のところでは「不可能」「非常識」「禁じ手」だったりします。

それは,ウチの塾が「異常」「非常識」なのではなく,こっちが「正常」であり,それが「常識」だから。

特に,「平等」の考え方が根本的に異なっていると思います。

対照的なのは公立の学校。

生徒に「学力を保障する」とかいうウソを平気でつきつつ,全員に平等に出席させて,できる生徒もできない生徒も同じ授業を同じ時間だけ受けさせる。

全員に同じモノを提供するので,一見平等にやっているように見える。

しかしながら,高学力の生徒は退屈だし,低学力の生徒には難しすぎる。

学校とはそもそも,生徒個々に合わせて学力をつける場所ではないので,これは当然のこと。


一方,普通の塾はもっと酷い。

募集宣伝の材料になるトップ校に合格できそうな層には手厚く授業をする一方,お金だけ運んでくる「運び屋」と呼ばれる生徒層には,ゆっくりじっくり,わかる内容だけやるという方針。

すると,生徒の感想は「わかりやすい!」となるわけで,塾の評価は下がらない。

さらに,学力が低いほど好都合で,「次期の講習も受講した方がいいですよー」を勧誘しやすくなるわけで・・・・

他の塾のことは知らんけど・・・


ウチの塾は,生徒の状態に合わせて何をするかを決めていくので,何をやるか具体的には約束できない。

約束しているのは「個々に合わせて最適な内容を考えます」ということ。

すると,高度な内容の問題を,講義解説もしながらやる子と,基礎ドリルを毎日やるだけの子が生じる。

一般には高度な内容は高額の受講料を請求しやすく,自習みたいに見える演習は安価な設定になりがち。

ところが,ウチの塾はどんな内容でも時間あたりは同じ料金となっている。

そう,料金は平等です。

内容は不平等極まりない。

同じ料金で中学生も高校生もやってたりしますし。
(高3だけ昨年から高くしました)

「こちらのできる最適な内容を提供する」という意味で,全員に平等に接しているというのがウチの「普通」の考えなのです。


さて,たとえば今だと金曜日に数名の生徒にだけ物理の講義を行っています。
img1
なぜその時間だけやるかというと,たまたまそのコマに物理選択の生徒が多かったから。

だから,物理を受験で利用する人でも,そのコマを受講していなかったら声がかからない。

運がよければ受講できるということになります。

これって不平等?

たぶん,ですが,運は神様が平等にばらまいているハズ。

今回は当選しなくても,そのうちどこかで幸運をつかむでしょう。

これは確率の問題なのです。


それで,変な話ですが,そういうゲリラ的講義を受講できる可能性を高める方法があります。

受講コマ,全部とる!

すると,どこかのコマで講義しようと思って,そのレベルに合致していれば声がかかる可能性が高くなりますね。


たいへん申し訳ないですが(とは思ってないですが),受講数が少ない人は当たる確率が低いです。

月水金に受講している人は,木曜に講義する場合に呼ばれません。
「言ってくれたら水曜を木曜にできるのに」という生徒もいるでしょう。
ですが,それなら最初から月水木金毎日来いよ,などと思っているのです。

ご予算もおありでしょうが,回数が多い方が時間単価が安くなるのと,そういうラッキーをつかむ可能性が増すことを考えると,毎日来るのがよいに決まっています。


夏期講習も同じことが言えます。

自由に受講できる枠を,どういうわけか(遠慮して?)受講しないコマをつくったとします。

そのコマで講義するとしても,数回ぬけるようならその生徒は呼びません。

提出してもらった枠で,講義内容に適する生徒が多いコマでおいしい授業を展開します。

そういう,多く受講する「やる気」に比例して,さらによい授業コンテンツに出会う可能性が高まるわけです。

「やる気」がある方が得をする。

これは不平等とは言えませんね。

そうそう,こういうことを書くと,親御さんが子どもに「もっと受けなさい」と強制することが想定されます。

その場合は生徒の「やる気」ではないので,親の思ったようにはなりません。

こっちは,何十年も生徒を見ているので,親に言われて来ただけなのか,本人がやろうと思ってるのかぐらいわかります。

無理に来させてもやる気のない態度だとクビにしますのでご注意ください。






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